せつわしゅう
国文学のジャンル名。また、狭義での説話文学を指す。
説話を集成したもので、内容に応じて仏教説話集と世俗説話集に分けることができるが、あくまでも便宜的なもので、特に世俗説話集には多くの仏教説話が含まれる場合がある。
参考文献に関しては説話文学、今昔物語集の項を見よ。
仏教の唱導を目的として編纂されたもので、仏典の説話を翻案したもの、僧伝、怪異や霊験、寺社の縁起、往生伝などがある。
その編纂の目的はさまざまであるが、上記の仏教説話集以外のものを一般に世俗説話集という。