rhizome:雑談集
雑談集
ぞうたんしゅう
概要
『沙石集』、『聖財集』、『妻鑑』に続く四番目の著作で、最後の著作である。
巻一の奥書に「嘉元二年甲辰六月二十四日」、巻1十の奥書に「嘉元三年巳乙十二月十三日」とあることから、嘉元二年(1304)から嘉元三年(1305)、無住が79歳から80歳のときの作である。
題名の「雑談集」は「ぞうたんしゅう」と読み、現代の「雑談(ざつだん」と同じ意味。
序文に「雑談の次に教門を引き、戯論の中に解行を示す」とあり、巻八「持律座禅事」に「此雑談集、或る同法の所望によりて、手にまかせて之を記す」とあることから、題名が自身によるものことが分かる。
諸本
注釈書・本文
- 中世の文学『雑談集』(山田昭全 三木紀人・三弥井書店・昭和48年9月)
rhizome/雑談集.txt · 最終更新: 2014/05/07 14:28 by Satoshi Nakagawa