text:ichigonhodan:ndl_ichigon031
一言芳談抄 巻之上
31 又つねの御すすめに云はく往生極楽をまめやかに思ひ入りたる人の気色は・・・
校訂本文
又、つねの御すすめに云はく1)、「往生極楽をまめやかに思ひ入りたる人の気色(けしき)は、世間を一くねり恨みたる色(いろ)にて、常にはあるなり」云々。
翻刻
となへて。声(こゑ)につきて。決定(けつぢやう)往生(じやう)をなすべし。又つね の御すすめに云往生極楽(ごくらく)をまめやかにおもひ入 たる。人のけしきは。世間(けん)を一くねりうらみたる色(いろ)に てつねにはあるなり云々/ndl1-8r
1)
法然上人の言葉。26 法然上人云はく一念十念にて往生すといへばとて・・・参照。
text/ichigonhodan/ndl_ichigon031.txt · 最終更新: 2023/08/15 15:32 by Satoshi Nakagawa