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一言芳談抄 巻之上
30 又云はく煩悩の薄く厚きをもかへり見ず・・・
校訂本文
又云はく1)、煩悩の薄く厚きをもかへり見ず、罪障(ざいしやう)の軽(かろ)き重きをも沙汰せず、ただ口に南無阿弥陀仏と唱へて、声につきて、決定(けつぢやう)往生をなすべし」。
翻刻
又云。煩悩(ぼんなふ)のうすくあつきをもかへり見ず。罪障(ざいじやう)のかろ きおもきをもさたせず。ただ口(くち)に南無あみた仏と となへて。声(こゑ)につきて。決定(けつぢやう)往生(じやう)をなすべし。又つね/ndl1-8r
1)
法然上人の言葉。26 法然上人云はく一念十念にて往生すといへばとて・・・参照。
text/ichigonhodan/ndl_ichigon030.txt · 最終更新: 2023/08/15 12:03 by Satoshi Nakagawa