rhizome:平貞文
平貞文
たいらのさだぶん(生年未詳〜923)
概要
平定文とも。
桓武天皇の皇子、仲野親王の孫、従四位上右中将好風一男。平中(平仲)と号す。中古三十六歌仙の一人。
侍従、右馬助、左兵衛佐を歴任、延喜22年(922年)従五位上、延長元年(923年)6月、三河権介を兼任した。
在原業平とともに色好みとして知られ「在中平中」と併称される。在原業平を主人公のモデルとする『伊勢物語』に対し、貞文をモデルとする平中物語がある。
延喜5年(905年)と延喜6年に平貞文歌合を主催。勅撰和歌集は古今和歌集が初出。
『夫木和歌抄』によると私家集があったが、現存しない。
rhizome/平貞文.txt · 最終更新: 2014/03/22 02:21 by Satoshi Nakagawa