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無常観

むじょうかん

定義

仏教思想の一つで、現世の一切のものが無常であるという観念。諸行無常。

無常とは、現世ではあらゆるものが変化し続け、同じ状態にはないと言う意味で、転じていつ死ぬかわからないという意味になる。さらに、死そのものを無常ともいう。

なお、第一義の対義語は常住。

涅槃経の「諸行無常。是生滅法。生滅滅已。寂滅為楽。」は、この諦観を四句で述べたものとされ、いろは歌の元になったとの巷説も行われている。 仏陀の前生の雪山童子が身を羅刹に捨ててまでこの偈の後半二句を求めたという。(涅槃経第十三・半偈成道 )

中世、戦乱の時代に盛んになり、この思想を強く打ち出したものに、『平家物語』、 鴨長明の『方丈記』、兼好法師の『徒然草』などがある。

参考文献

  • 小林智昭『無常感の文学』(弘文堂アテネ新書・昭和34年11月)
    • 無常でないことに注意。
  • 西田正好『無常の文学―日本的無常美感の系譜―』(塙書房塙新書・1975年9月)
  • 岩波講座『日本文学と仏教』第4巻「無常」(岩波書店・1994年11月)
rhizome/無常観.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 (外部編集)
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