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text:sesuisho:n_sesuisho8-137

醒睡笑 巻8 茶の湯

3 泉州光の滝炭を定家卿の歌とや・・・

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泉州光(くわう)の滝炭(たきずみ)1)を定家卿の歌とや、

  泉なる横山炭の白くして取る手に付かず飛ぶこともなし

また古歌に、

  いかにしていかに焼けばか泉なる横山炭の白くあるらん

  沸かば埋めぬるるは炭を置きかへよ汲みたらんほど水をさすべし 夢庵2)

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翻刻

一 泉刕らうの瀧炭を定家卿の哥とや
   泉なる横山炭のしろくして
    とる手につかす飛事もなし
  又古哥に
   いかにしていかにやけはか泉なる/n8-53r
    横山炭の白く有らん
  わかはうめぬるるは炭を置かへよ
   くみたらんほど水をさすへし 夢庵/n8-53l
1)
「光の滝炭」は底本「らうの滝炭」。諸本により訂正。
2)
肖柏
text/sesuisho/n_sesuisho8-137.txt · 最終更新: 2023/02/07 22:08 by Satoshi Nakagawa