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醒睡笑 巻8 平家
3 土肥の次郎実平は大手の木戸口に主従五騎にてひかへたると教へければ・・・
校訂本文
「土肥1)の次郎実平2)は、大手の木戸口(きどぐち)に主従五騎にてひかへたる」と教へければ、弟子思ふ、「ひかへ物こそあらめ、御器(ごき)は異なものや。せめて椀(わん)はまさりなん」と、晴れがましきところにて、「主従椀にてひかへたる」と語れり。
翻刻
一 土井の次郎実平は大手の木戸口に主従 五騎にてひかへたるとをしへけれは弟子おもふ ひかへ物こそあらめ五きはいな物やせめてわんは/n8-34r
まさりなんとはれかましき処にて主従 わんにてひかへたるとかたれり/n8-34l
text/sesuisho/n_sesuisho8-081.txt · 最終更新: 2022/11/19 10:23 by Satoshi Nakagawa