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text:sesuisho:n_sesuisho8-055

醒睡笑 巻8 頓作

55 大陰嚢持ちたる侍の馬にて渡りたれば・・・

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大陰嚢(おほへのこ)1)持ちたる侍の、馬にて渡りたれば、

雄長老

  乗鞍(のりくら)の前に余れる大へのこ金覆輪(きんぷくりん)2)とこれやいふらん

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翻刻

一 大陰〓もちたる侍の馬にて渡りたれば
  雄長老
   のりくらのまへにあまれる大へのこ
    金福輪とこれやいふらん/n8-24r
1)
「嚢」は底本「手偏+実」。諸本により訂正。
2)
ふくりん・ふぐり。底本表記「金福輪」。
text/sesuisho/n_sesuisho8-055.txt · 最終更新: 2022/11/01 15:28 by Satoshi Nakagawa