ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:sesuisho:n_sesuisho5-053

醒睡笑 巻5 上戸

11 朝食のうへに初献は笠にてとほし二返には中の椀三返には汁の椀にて・・・

校訂本文

<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>

※底本はこの条を欠くため、諸本により補った。

朝食のうへに、初献は笠(かさ)にてとほし、二返には中の椀、三返には汁の椀にて盛らせたり。四返目にははなやかに飯の椀にてつがせんと、たくみすまして銚子を先に出だし、あとより亭主出でて、時宜を言はんと思ふ間、とくはや飯の椀にてこぼるるばかりうけたれば、亭主いはん事なきまま、「さて、かよひ盆でよう御座らうものを」と。

<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>

text/sesuisho/n_sesuisho5-053.txt · 最終更新: 2022/03/07 22:24 by Satoshi Nakagawa