text:sesuisho:n_sesuisho4-097
醒睡笑 巻4 唯あり
8 宗祇東修行の道にて人謎をかくる・・・
校訂本文
宗祇、東修行(あづましゆぎやう)の道にて、人、謎をかくる、
ちやんきのもんき、何
祇公、「富士の雪」と言へり。その心は、「何としても解けぬ」となり。
件(くだん)の謎をかけし人、見るがうちに消えて跡なし。
翻刻
一 宗祇東修行(あつましゆきやう)の道にて人なそをかくる ちやんきのもんきなに 祇公冨士の雪 といへり其心はなにとしてもとけぬとなり 件のなそをかけし人見るが内にきえて 跡なし/n4-58r
text/sesuisho/n_sesuisho4-097.txt · 最終更新: 2022/01/25 18:42 by Satoshi Nakagawa