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text:sesuisho:n_sesuisho3-098

醒睡笑 巻3 自堕落

22 僧俗寄り合ひての物語に今ほどはことのほか鮒が安きよし坊主の・・・

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僧俗寄り合ひての物語に、「今ほどは、ことのほか鮒が安き」よし、坊主の言はれけるを、俗言ふ、「奇特(きどく)なることや。こちさへ知らぬ」と、あてたれば、「いや、われは知らぬ。寺中(じちう)の取り沙汰じや」と。

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一 僧俗よりあひての物語に今程は事の外
  𩹡(ふな)がやすきよし坊主のいはれけるを俗
  いふきとくなる事やこちさへしらぬとあて
  たれはいやわれはしらぬ寺中のとりさた
  じやと/n3-46l
text/sesuisho/n_sesuisho3-098.txt · 最終更新: 2021/11/04 22:49 by Satoshi Nakagawa