text:sesuisho:n_sesuisho3-044
醒睡笑 巻3 不文字
25 御札の如くと文をよむ・・・
校訂本文
底本、欠丁によりこの条の本文の大部分を欠く。他本により補った。
「御札(ぎよさつ)の如く」と文をよむ。かたはらに聞く者問ふ、「御札の如くとは、何といふこころぞや」。人のもとへ文をやりたるその返事のことばぞ」と教ふる。しばらくうなづきゐて、大道をありくに、知る人はたとあふ。「さてもおひさしや」と言葉をかけたれば、「御札のごとく」と申しけり。
翻刻
かけたれはぎよさつのことくと申けり/n3-20l
text/sesuisho/n_sesuisho3-044.txt · 最終更新: 2021/10/02 22:01 by Satoshi Nakagawa