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醒睡笑 巻2 貴人の行跡
11 雲はみなはらひはてたる秋風を松に残して月を見るかな・・・
校訂本文
雲はみなはらひはてたる秋風を松に残して月を見るかな
といふ歌を吟じつつ、太田道灌、常に言へるやう、「勝つて甲(かぶと)の緒(を)を締めて候ふよ」。
翻刻
一 雲はみなはらひはてたる秋風を 松にのこして月を見るかな/n2-19l
といふ哥を吟つつ大田道灌つねにいへるやう 勝て甲の緒をしめて候よ/n2-20r
text/sesuisho/n_sesuisho2-031.txt · 最終更新: 2021/07/20 12:38 by Satoshi Nakagawa