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text:ichigonhodan:ndl_ichigon107

一言芳談抄 巻之下

107 禅勝房また生あるものの必ず死するがごとく往生にをおては決定なり・・・

校訂本文

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1)「禅勝房(ぜんしようばう)、また、『生あるものの必ず死するがごとく、往生にをおては決定(けつぢやう)なり』と申されけるが、殊縁(しゆゑん)の往生(わうじやう)をとげられたり。この両三人2)は、同上人3)面授(めんじゆ)の人々にて、かの御教訓なり。しかれば、決定往生(けつぢやうわうじやう)の思ひをなすべきなり」。(これ慈心上人問、行仙上人答なり。4))

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禅勝房(ぜんせうはう)又生あるものの必(かならず)死(し)するがことく。往生(わうじやう)にを/ndl2-15r
きては。決定(けつぢやう)也と被申(もうされ)けるが殊縁(しゆゑん)の往生(わうじやう)をとげられ
たり。此両三人は。同上人面授(めんじゆ)の人々にて。彼(かの)御教訓(けうくん)也
。然(しかれ)ば。決定往生(けつぢやうわうじやう)の思ひを可成(なすべき)也(此慈心上人問/行仙上人答也)/ndl2-15l

https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583391/1/15

2)
106の小蔵入道・熊谷入道と禅勝房。
3)
法然
4)
底本割注。
text/ichigonhodan/ndl_ichigon107.txt · 最終更新: 2023/10/30 00:16 by Satoshi Nakagawa