text:ichigonhodan:ndl_ichigon024
一言芳談抄 巻之上
24 又云はく利益衆生とてことごとしくせねども・・・
校訂本文
又云はく1)、「利益衆生(りやくしゆじやう)とて、ことごとしくせねども、真実に生死(しやうじ)を離れんとだに思へば、分々(ぶんぶん)に利益(りやく)は必ずあるなり」。
翻刻
又云利益衆生(りやくしゆじやう)とて。ことことしくせねども。真実(しんじつ)に 生死をはなれんとだにおもへは。分(ぶん)々に利益(りやく)は かならずあるなり/ndl1-7r
1)
明禅法印の言葉。14 明禅法印云はく他力の強縁にあへることを思ふに・・・参照。
text/ichigonhodan/ndl_ichigon024.txt · 最終更新: 2023/08/10 11:44 by Satoshi Nakagawa