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rhizome:訓読

訓読

くんどく

漢文を日本語に訳す方法のこと。

訓点

訓読のための返り点と送りがな、句読点をいう。

返り点

漢文(古典中国語)と日本語では、語順が違う。そこで、訓読の際、語順が日 本語と同じになるように返り点が使われる。

対象となる漢字の左下に小さくつける。レ点、一二点、上中下点、甲乙点、天地人点がある。

レ点

レ点の付いた漢字から一文字返る。

一二点

二字以上読んで二点まで読んだら一点まで返る。

上中下点

かならず間に一二点があり、下点まで読んだら中点(ない場合もある)、上点 の順で読む。

送り仮名

孤立語である漢文を膠着語である日本語にするために、送り仮名によって活用語の 活用語尾助詞を補う。

文語文法歴史的仮名遣いに従うことと、漢字の右横下に片仮名でつ ける。

書き下し文

訓読した漢文を漢字仮名まじりにした文。読み下し文ともいう。

文語文法、歴史的仮名遣いに従い、原文の漢字はそのまま使うが、助詞、助動 詞にあたる漢字と再読文字の二度目に読む字は平仮名で書く。

rhizome/訓読.txt · 最終更新: 2014/04/09 02:04 by Satoshi Nakagawa