こかつじぼん
書誌学用語。木活字によって印刷された書籍。
文禄五(1596)年、小瀬甫庵によって刊行された『蒙求』が現存する我が国最古のもの。また本阿弥光悦による嵯峨本が有名。
精巧に作られた古活字本は、版本と見分けるのが難しいが、墨付きの濃い部分の周りが薄くなることや、枠線の隅がつながらないなどの、印刷形式に基づく特徴がある。
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