かたうた
和歌の歌体の一つ。五・七・七の三句からなる上代歌謡。記紀歌謡には見られるが、万葉集にはすでに見られない形式である。
片歌とは旋頭歌の半分という意味の名称(名称自体は景行記・仁徳記にみられる)と考えられるが、片歌二首が結合して旋頭歌になったという説と、旋頭歌の半分が独立したものとする説がある。