ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:takafusa:s_takafusa004

隆房集

4 急ぎても必ず人にあふさかの関にしあらば嬉しからまし

校訂本文

<<PREV 『隆房集』TOP NEXT>>

関路(せきぢ)の鶏(にはとり)鳴くほどに、逢坂山(あふさかやま)をうち越ゆれば、都近くなりゆくは嬉しけれども、さしも人目をつつむ仲なれば、逢ひ見むことはいとかたきが、かねて歎かしさに、

  急ぎても必ず人にあふさかの関にしあらば嬉しからまし

<<PREV 『隆房集』TOP NEXT>>

翻刻

 せきちのにはとりなくほとに
 あふさか山をうちこゆれは/s8l

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/8?ln=ja

 みやこちかくなりゆくは
 うれしけれともさしも人
 めをつつむなかなれはあひ
 みむことはいとかたきかかね
 てなけかしさに
いそきてもかならす人にあふさかの
せきにしあらはうれしからまし/s9r

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/9?ln=ja

text/takafusa/s_takafusa004.txt · 最終更新: 2024/03/08 16:07 by Satoshi Nakagawa