text:takafusa:s_takafusa003
3 都へと早むる駒の足ごとにそのひまもなく人ぞ恋ひしき
校訂本文
その明くる日しも、友だちに具して、逢坂の関よりほかへ行きたりしに、これのみ心にかかりて、急ぎ帰るとて、
都(みやこ)へと早むる駒(こま)の足ごとにそのひまもなく人ぞ恋ひしき
翻刻
そのあくるひしもともた ちにくしてあふさかのせき よりほかへゆきたりしに これのみこころにかかりて いそきかへるとて 宮こへとはやむるこまのあし事に そのひまもなく人そこひしき/s8l
text/takafusa/s_takafusa003.txt · 最終更新: 2024/03/19 18:05 by Satoshi Nakagawa