text:sesuisho:n_sesuisho8-119
醒睡笑 巻8 秀句
5 信長公東寺のあたりを過ぎさせ給ふことあり・・・
校訂本文
信長公1)、東寺のあたりを過ぎさせ給ふことあり。馬上にて、ひたもの御眠りありつるを、沼藤六2)おどろかし申せば、「ここはどこぞ」。「右は六条、前(さき)は東福寺(たうふくじ)」と申したりつるに、「あのしらかべ3)かや」と。
翻刻
一 信長公東寺のあたりを過させ給事あり馬 上にてひた物御眠ありつるを沼藤六驚かし 申せは爰はとこそ右は六条さきはたうふくし と申たりつるにあのしらかべかやと/n8-45r
text/sesuisho/n_sesuisho8-119.txt · 最終更新: 2022/12/20 11:38 by Satoshi Nakagawa