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京にて傍輩(はうばい)の中間(ちうげん)行き合ひ、「そちは今、誰のもとに奉公するぞ」。「三条のお奈良屋にゐるは」。「お」の字を付けて言ふを憎み、「おならやはの、くさいことを言ふ」。「それならば、そちは何とてわがゐどころを¹⁾ば問うたぞよ」。

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一　京にて傍輩の中間行合そちは今誰のもと
　　に奉公するぞ三条のお奈良屋にゐるは
　　おの字をつけていふをにくみおならやはのく
　　さい事をいふそれならはそちはなにとて我
　　ゐところをはとふたそよ／n8-44l