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text:sesuisho:n_sesuisho7-113

醒睡笑 巻7 舞

6 釈迦は大工の子といふまことか・・・

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「釈迦は大工の子といふ、まことか」。「いや、天竺浄飯大王(てんぢくじやうぼんだいわう)の太子なり。さうではない」と。「さりとては、信田(しだ)1)に、『悉達太子(しつだたいし)は、高位なるばんじやう2)の位をふり捨てた』とあるは」。

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一 尺迦(しやか)は大工(だいく)の子といふまことかいや天竺浄飯(てんじくじやうぼん)
  大王の太子也さうてはないとさりとては信太(しだ)/n7-54r
  に悉達太子(しつたたいし)は高位なるはんじやうのくらゐ
  をふりすてたとあるは/n7-54l
1)
舞の本「信田」。信太・志田とも書く。
2)
万乗・番匠
text/sesuisho/n_sesuisho7-113.txt · 最終更新: 2022/09/11 18:15 by Satoshi Nakagawa