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text:sesuisho:n_sesuisho7-093

醒睡笑 巻7 謡

35 津の国海士が崎にて神事能あり・・・

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津の国海士(あま)が崎1)にて神事能(じんじのう)あり。野の宮2)をする時、「うらがれの草葉に荒るる」を変ゆるとて、「たれかれの3)草葉に荒るる」と謡ひしも、うらめしき作や4)

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一 つのくに海士か(あまが)崎(さき)にて神事能あり野の宮
  をする時うらかれの草葉にあるるをかゆると/n7-47l
  てたてかれのくさばにあるるとうたひし
  もうらめしき作らや/n7-48r
1)
摂津国尼崎
2)
謡曲「野宮」
3)
誰彼の。底本「たてかれの」。諸本により訂正。
4)
「作や」は底本「作らや」。諸本により訂正。
text/sesuisho/n_sesuisho7-093.txt · 最終更新: 2022/09/03 16:15 by Satoshi Nakagawa