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「三輪¹⁾に、『ある夜のむつごとに、御身いかなるゆゑにより』とは、作意もない作りやうかな。総じて理のすまぬ文章や。ただ、『ある夜の六つ時に、御身いかなるうへにのり』と直したらばよからう」と。

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一　三輪にある夜のむつこどに御身いかなるゆへに
　　よりとは作意もないつくりやうかなさうして
　　理のすまぬ文章(ふんしやう)やたたある夜の六つ時
　　に御身いかなるうへにのりとなをしたらば
　　よからふと／n7-39l