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text:sesuisho:n_sesuisho7-064

醒睡笑 巻7 謡

6 尾張守といふ人の前にてふと伊勢やと謡ひ出し顔を見てやれと思ひ・・・

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尾張守といふ人の前にて、ふと「伊勢や1)」と謡ひ出し、顔を見て、「やれ」と思ひ2)、「いせやあの御寮(ごりよ)の海づらに立つ」と直しごとはの。

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一 尾張守といふ人のまへにてふと伊勢やと謡
  出しかほを見てやれとおもひいせやあの
  こりよのうみつらにたつとなをしことはの/n7-36l
1)
謡曲「杜若」
2)
「伊勢や尾張の海面に立つ波を見て」が「尾張の膿み面」と聞こえることに気付いた。
text/sesuisho/n_sesuisho7-064.txt · 最終更新: 2022/08/15 16:43 by Satoshi Nakagawa