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京にて、いづれやらん、当宗¹⁾の寺に、日念上人といふありし。その弟子の言ふ、「これは不審な。念仏の念の字ではなきか」と。「いやいや、法然の然でこそあれ、なかなか念仏の念ではない」。

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一　京にていつれやらん当宗の寺に日念上人
　　といふありし其弟子のいふ是は不審な
　　念仏の念の字(じ)てはなきかといやいや法然(ほうねん)
　　の然てこそあれ中々念仏の念ではない／n7-32l