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text:sesuisho:n_sesuisho7-044

醒睡笑 巻7 廃忘

1 是害坊の面に上臈面をかけて出でたり・・・

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是害坊(ぜがいばう)1)の面(おもて)に2)、上臈面(じやうらうめん)をかけて出でたり。橋懸(はしがかり)へ見ゆると同じく、「あれあれ、をかしや」と笑ひしを、大夫聞きても、今さら帰らんやうなし。

舞台にて言ひけることは、「それそれ、これは是害坊の内方(ないはう)にて候ふ」と。

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   廃忘
一 是害(せかい)坊のおもても上臈面(しやうらうめん)をかけて出たりはし
  かかりへ見ゆるとおなしくあれあれおかし
  やと笑(わらい)しを大夫聞ても今更かへらんやう
  なし舞臺(ふたい)にていひける事はそれそれ是
  はぜかい坊の内方にて候と/n7-27l
1)
能「善界」のシテ善界坊。
2)
「に」は底本「も」。諸本により訂正。
text/sesuisho/n_sesuisho7-044.txt · 最終更新: 2022/07/26 11:26 by Satoshi Nakagawa