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text:sesuisho:n_sesuisho7-026

醒睡笑 巻7 いひ損ひはなほらぬ

7 移徙の連歌に・・・

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移徙(わたまし)1)の連歌に、

  春の日は軒端(のきば)に付きて回るらむ

といふ句を出だせり。宗匠、「消せ消せ2)」と言はるる。執筆(しゆひつ)、「墨が黒うて消されぬ」と言ふ時、右の作者、「何とやうにも消せ。また付けう3)ほどに」。

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一 移徙の連歌に
   春の日は軒端につきてまはるらむ
  といふ句を出せり宗匠けせけせといはるる
  執筆(しゆひつ)墨がくろふてけされぬといふ時右の
  作者なにとやうにもけせ又つけう程に/n7-16l
1)
引越し
2)
春の日(火)、付きてが引越しには不吉なので「消せ」と言った。
3)
また(句・火)を付ける。


text/sesuisho/n_sesuisho7-026.txt · 最終更新: 2022/06/25 12:18 by Satoshi Nakagawa