text:sesuisho:n_sesuisho6-073
醒睡笑 巻6 恋のみち
4 武士たる人若衆と知音せられけるをことの外に嫉み妬み・・・
校訂本文
武士たる人、若衆と知音(ちいん)せられけるを、ことの外に嫉(ねた)み妬(そね)み、ある時、上臈こらへかね、おもてへかけ出で言はるるやう、「やれ、そこな若衆めよ。もはやそのまま、これの家主になれ。あすから御台匙(おだいがひ)を渡さうぞ」と。
翻刻
一 武士たる人若衆と知音せられけるを事の外 にねたみそねみある時上臈こらへかねおもてへ かけ出いはるるやうやれそこな若衆めよもは やそのままこれの家主になれあすからおたい/n6-36l
かいをわたさうそと/n6-37r
text/sesuisho/n_sesuisho6-073.txt · 最終更新: 2022/05/12 12:40 by Satoshi Nakagawa