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text:sesuisho:n_sesuisho5-034

醒睡笑 巻5 婲心

34 建仁寺の開山千光祖師在唐の時老母の上を悲しみて詠み給ひし・・・

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建仁寺の開山千光祖師1)、在唐の時、老母の上を悲しみて詠み給ひし、ただこの一首、集2)に入りぬるとなん。

  もろこしの梢(こずゑ)もさびし日本(ひのもと)のははその紅葉散りやしぬらん

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一 建仁寺の開山千光祖師(せんくわうそし)在唐の時老母
  のうへをかなしみて読給ひし唯此一首集
  に入ぬるとなん
   もろこしのこすゑもさひし日本の
    ははその紅葉ちりやしぬらん/n5-19r
1)
栄西
2)
続古今和歌集
text/sesuisho/n_sesuisho5-034.txt · 最終更新: 2022/03/01 16:22 by Satoshi Nakagawa