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text:sesuisho:n_sesuisho4-041

醒睡笑 巻4 いやな批判

14 風呂に入りて聞きゐたれば一人吟ずるやう山高きがゆゑにたつとからずと・・・

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風呂に入りて聞きゐたれば、一人吟ずるやう、「山高きがゆゑにたつとからず1)」と。一人耳をすまして、「心がけたることや。庭訓(ていきん)を読まるる」と言へば、一人、「あれは庭訓ではない。式条(しきでう)といふものじや」。

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一 風呂に入て聞ゐたれは一人吟するやう山高
  きかゆへにたつとからすと一人耳をすまして
  心かけたることや庭訓をよまるるといへは一人あ/n4-34r
  れは庭訓(ていきん)ではない式条(しきてう)といふ物しや/n4-34l
1)
『実語教』
text/sesuisho/n_sesuisho4-041.txt · 最終更新: 2021/12/02 23:05 by Satoshi Nakagawa