text:sesuisho:n_sesuisho3-013
文書の過去の版を表示しています。
醒睡笑 巻3 文字知り顔
13 美濃国うるまの大安寺に般若坊とて狂歌に名を得たるありし・・・
校訂本文
美濃国うるまの大安寺に、般若坊とて狂歌に名を得たるありし。知音(ちいん)たる人のもとより、「この冬の暮れ行き仕合はせ何とか」など言ひ送りたれば、
心経の摩訶の下なる般若坊今年一切くやく1)なりけり/n3-9r
翻刻
一 美濃国うるまの大安寺に般若坊とて狂 歌に名を得たるありし知音たる人のもと/n3-8l
より此冬の暮行仕合なにとかなどいひ送(おくり)たれは 心経の摩訶の下なる般若坊 ことし一切くやくなりけり/n3-9r
1)
一切苦厄・食う役
text/sesuisho/n_sesuisho3-013.1631945082.txt.gz · 最終更新: 2021/09/18 15:04 by Satoshi Nakagawa