ユーザ用ツール

サイト用ツール


text:sesuisho:n_sesuisho2-092

醒睡笑 巻2 賢だて

2 古道三洛中歩行の折節ある棚のかたはらに青磁の香炉おもはしきあり・・・

校訂本文

<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>

古道三1)、洛中歩行の折節、ある棚のかたはらに、青磁の香炉おもはしきあり。立ち寄り見て、うつけたるふりに、「このかうろんいくら」と問はれし。内より、「何とはねても銀子二枚」と。

<<PREV 『醒睡笑』TOP NEXT>>

翻刻

一 古道三洛中歩行の折節ある棚のかた/n2-47l
  はらに青磁の香炉おもはしきあり立より
  見てうつけたるふりに此かうろんいくらととは
  れし内よりなにとはねても銀子弐枚と/n2-48r
1)
初代曲直瀬道三。曲直瀬正盛。正慶とも。
text/sesuisho/n_sesuisho2-092.txt · 最終更新: 2021/12/04 22:35 by Satoshi Nakagawa