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text:sesuisho:n_sesuisho1-067

醒睡笑 巻1 落書

24 奈良の春日山に朽木のしたたかなるがころびていくらともなくあり・・・

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奈良の春日山に、朽木(くちき)のしたたかなるがころびて、いくらともなくあり。それを禰宜衆(ねぎしゆう)の中より、忍び忍び取るなどと沙汰しけるに、

  風ふけば起きつ転びつ禰宜たちの夜半(よは)にやきみに1)一人行くらむ

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翻刻

一 奈良の春日山に朽木のしたたかなるがころ/n1-31l
  ひていくらともなくありそれを禰宜衆の
  中よりしのひしのひとるなとと沙汰しけるに
   風ふけはをきつころひつ禰宜達の
   夜半にやきみにひとり行らむ/n1-32r
1)
君に・木見に
text/sesuisho/n_sesuisho1-067.txt · 最終更新: 2021/04/30 12:03 by Satoshi Nakagawa