text:sesuisho:n_sesuisho1-045
醒睡笑 巻1 落書
2 さやの宗久といふ者初花の茶入れを持ちてゐたりしに・・・
校訂本文
さやの宗久1)といふ者、初花(はつはな)の茶入れを持ちてゐたりしに、ある人、三好松山殿を頼みてその威光を借り、見たきよし催しけるに、
物知らぬ人のしわざか初花に松山風を吹かせ来ぬるは
翻刻
一 さやの宗久といふ者初花の茶入を持て ゐたりしにある人三好(みよし)松山殿を頼て 其威光(いくわう)をかり見度よし催(もよほ)しけるに/n1-25l
物しらぬ人のしわさか初はなに松山風をふかせきぬるは/n1-26r
1)
津田宗及
text/sesuisho/n_sesuisho1-045.txt · 最終更新: 2021/04/18 16:43 by Satoshi Nakagawa