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text:ichigonhodan:ndl_ichigon112

一言芳談抄 巻之下

112 ある人明遍に問うて云はく学問のほどしばらく念仏の数反を減じ候はん・・・

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ある人、明遍(みやうへん)に問うて云はく、「学問のほど、しばらく念仏の数反(すへん)を減じ候はん」と。答へて云はく、「学問は念仏を修(しゆ)せむがためなり。もし数反を減ぜらるべくは、教へ奉るべからず」。

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或人(あるひと)。明遍に問云(とふていはく)。学問(がくもん)のほど暫(しばらく)念仏の数反(すへん)を減(げんし)
候はんと。答云(こたへていはく)学問は。念仏を修(しゆ)せむがためなり。もし
数反(すへん)を。減(けんせ)らるべくは。教(をしへ)たてまつるべからず/ndl2-16l

https://dl.ndl.go.jp/ja/pid/2583391/1/16

text/ichigonhodan/ndl_ichigon112.txt · 最終更新: 2023/10/31 14:12 by Satoshi Nakagawa