しせんわかしゅう
略して私撰集ともいう。国家事業で作られた勅撰和歌集に対し、個人が多数の歌人の和歌を集め、編纂した私的な和歌集をいう。
種類が多く、編纂の目的や動機もさまざまである。現存するもので、最古のものは『万葉集』だが、その『万葉集』の中には、山上憶良撰『類聚歌林』の名が見られる。