ごせんわかしゅう
八代集の一つ。二番目の勅撰和歌集。
撰者は梨壺の五人と呼ばれる、大中臣能宣・清原元輔・源順・紀時文・坂上望城。村上天皇の命による。
20巻1426首からなり、序文はない。
天暦5年(951)10月晦日、村上天皇の命によって、撰和歌所が後宮殿舎の一つである昭陽舎(梨壺)に置かれ、その別当に少将だった藤原伊尹が命じられ、五人の撰者が『万葉集』に訓点を付す作業と、勅撰集を選ぶ作業に従事した(『本朝文粋』巻12・『源順集』詞書)。
後撰和歌集