rhizome:今物語
今物語
いまものがたり
概要
一巻。歌物語の形態をとる、53話の説話からなる鎌倉時代中期の説話集。
作者は『本朝書籍目録』の仮名部に「今物語 信実朝臣抄」とあり、『代集』の「物語」の項に「信実朝臣今物語」とあることから、藤原信実の作と考えられる。第31話に「延応元年正月十九日」とあり、これが年代のはっきりした最新の説話であることから、延応元年(1239年)以降の成立である。
内容は、和歌や連歌を題材として、貴族社会の優美さを描く説話が多い。
また、群書類従の見本版として、最初に刊行されたことでも知られる。
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rhizome/今物語.txt · 最終更新: 2014/12/26 04:48 by Satoshi Nakagawa