さんぴつ
平安時代初期を代表する能書家、嵯峨天皇・空海・橘逸勢のこと。
奈良時代以来の伝統的書法である王羲之の書法や、空海・橘逸勢が遣唐使として入唐し、将来した顔真卿などの中国書法の影響をつよく受けている。
三筆の初出は、貝原益軒『和漢名数』だが、藤原伊行による夜鶴庭訓抄には、すでに能書家として三人の名が挙げられている。
【参考項目】
三跡