まんようしゅう
奈良時代(759年以降)に成立した我が国現存最古の和歌集。私撰和歌集だが長期間にわたって何人もの 手を経てまとめられていき、大伴家持によって現在の形になったらしい。
20巻、4500首からなり、部立は雑歌・相聞歌・挽歌が主となっており三大部立といわれる。
表記方法は、万葉仮名である。
歌風は『古今和歌集』の「たをやめぶり」に対し「ますらをぶり」と評され(賀茂真淵による)、 素朴な力強さがある。
『万葉集』は作歌年代と歌風の変遷から四期に分けられる。
万葉集