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唐鏡 第六 魏蜀呉より余晋恭帝にいたる
18 東晋 簡文帝
校訂本文
簡文帝1)、諱は昱(いく)、字は道万、元帝2)の少子なり。幼にしてさとく、物知り給へり。元帝愛し奉らる。郭璞(かくはく)見奉りて、「晋の祚の興し給はんは、必ずこの君」とぞ申しける。
咸安元年、位に即き給ふ。
二年七月東堂にて崩じ給ひぬ。御年五十三、在位二年なり。
翻刻
簡文(カンフン)帝諱ハ昱字道万元帝少子也幼ニシテサトクモノシリ 給ヘリ元帝愛シ奉ラル郭璞見奉リテ晋ノ祚ノ興シ給ハンハ必ス此君トソ申ケル/s168r・m298
咸安元年位ニ即給二年七月東堂ニテ崩給ヌ御年五 十三在位二年也/s168l・m299
text/karakagami/m_karakagami6-18.txt · 最終更新: 2023/07/27 10:57 by Satoshi Nakagawa