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十訓抄 第六 忠直を存ずべき事

6の33 大納言俊明卿丈六の仏を作らるる由聞きて奥州の清衡・・・

校訂本文

大納言俊明卿1)、丈六の仏を作らるる由聞きて、奥州の清衡2)、薄(はく)の料に金を奉りけるを、取らずして返し遣はしけり。

人、そのゆゑを問ひければ、「清衡は王地を多く押領して、ただ今、謀反をおこすべき者なり。その時は追討使を遣はさむこと、定め申すべき身なり。これによりて、これを取らず」とのたまへり。

翻刻

三十四大納言俊明卿丈六ノ仏ヲ作ラルル由キキテ、奥州ノ清
      衡薄ノ料ニ金ヲ奉リケルヲ不取シテ返遣シケ/k93
      リ、人其故ヲ問ケレハ、清衡ハ王地ヲ多押領シテ
      只今謀反ヲ可発者也、其時ハ追討使ヲ遣ム事
      可定申身也、依之是ヲ不取トノ給ヘリ、/k94
1)
源俊明
2)
藤原清衡
text/jikkinsho/s_jikkinsho06-33.txt · 最終更新: 2016/01/25 22:46 by Satoshi Nakagawa
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