text:chomonju:s_chomonju438
古今著聞集 偸盗第十九
438 木幡にて四月のころ盗人を捕へて問ひいましめて置きたりけるに・・・
校訂本文
木幡にて四月のころ、盗人を捕(とら)へて問ひいましめて置きたりけるに、その盗人の詠み侍りける、
挟まれて足はうづきの郭公(ほととぎす)なきはをれども問ふ人もなし
翻刻
木幡にて四月の比盗人をとらへてとひいま しめてをきたりけるにその盗人のよみ侍ける はさまれて足はうつきの郭公なきはをれ共とふ人もなし/s336r
text/chomonju/s_chomonju438.txt · 最終更新: 2020/06/27 16:33 by Satoshi Nakagawa