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翻刻

ほんこく

定義

写本版本などのテキストを、読みやすいように、現在使われている漢字仮名に直すこと。

狭義には、校訂をせず底本本来の形に忠実に直すことを翻刻というが、読みやすいように句読点を加えたり、段落をもうけたり、濁音記号を付したりと簡単な校訂を行った場合も翻刻ということもある。

著作権的には純粋な翻刻には発生しないと考えられるが、校訂本文には著作権が発生する可能性があるので注意が必要である。

記号など

翻刻のレベル(校訂するかしないか)にもよるが、次のような記号が用いられる。なおこれらの記号は、決まったルールがあるわけではなく、慣習的に用いられるものである。

したがって、どの記号を使うかは翻刻する者によって変わってくるので、翻刻されたものを読む場合は、必ず凡例を読まなくてはいけない。

オ・ウ

丁付けの表裏を表す。現代の書籍でいうページにあたるが、写本や版本では、一枚(つまり現代の書籍でいう両面になる奇数ページを偶数ページ)を丁といい、「1オ」又は「1丁オ」と書けば「1丁目の表」、「1ウ」「1丁ウ」と書けば「1丁目の裏」という意味になる。以下、2丁オ、2丁ウ、3丁オ、3丁ウ・・・とつづく。

ママ

「底本のまま」の意。翻刻では底本に明らかな誤りがあったときでも、直してはいけない。その場合、翻刻の誤りや誤植でないことを表すため、(ママ)と傍書する。

異本注記。「○○イ」と傍書してあれば、「その部分が異本では○○となっている」という意味である。翻刻者が付すこともあるが、底本にすでにある場合もある。

()

割注など小書きの文字を表現できない場合、カッコ内に入れて翻刻する。

底本での改行を表す。

rhizome/翻刻.txt · 最終更新: 2014/03/16 04:39 (外部編集)
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