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text:takafusa:s_takafusa018

隆房集

18 うたたねに見し夜の夢や左縄うちはえてのみ人の恋ひしき

校訂本文

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かりそめにまどろみたりし夢に、「ただあれ、いかにもして逢はん」と言ふと思ひて、悲しきこと数(かず)まさりて、日ごろよりもげに恋しく覚えて、

  うたたねに見し夜の夢や左縄(ひだりなは)うちはへてのみ人の恋ひしき

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翻刻

 かりそめにまとろみたりし/s12l

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/12?ln=ja

 ゆめにたたあれいかにもして
 あはんといふとおもひてかなしき
 ことかすまさりて日ころよりも
 けにこひしくおほえて
うたたねにみしよのゆめやひたりなは
うちはえてのみ人のこひしき/s13r

https://kokusho.nijl.ac.jp/biblio/100002834/13?ln=ja

text/takafusa/s_takafusa018.txt · 最終更新: 2024/03/12 22:03 by Satoshi Nakagawa