text:sesuisho:n_sesuisho8-130
醒睡笑 巻8 秀句
16 広橋大納言殿兼勝公へ相国寺の保長老より使僧をもつて・・・
校訂本文
広橋大納言殿兼勝公1)へ、相国寺の保長老より使僧をもつて、「明日の和漢に罷り出でたく候へども、瘧気(おこりけ)のゆゑ御免の旨、御披露奉る」とありし時、かの僧を呼び給ひて、口上を御聞きあり。「それは仄(そく)のおこりか、平(ひやう)のおこりか」と。
翻刻
一 広橋大納言殿兼勝公へ相国寺の保長老よ/n8-49l
り使僧をもつて明日の和漢に罷出度候へ共 瘧気の故御免の旨御披露奉るとありし時 彼僧を呼給ひて口上を御聞ありそれは仄の おこりか平のおこりかと/n8-50r
1)
広橋兼勝
text/sesuisho/n_sesuisho8-130.txt · 最終更新: 2023/01/11 22:57 by Satoshi Nakagawa