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text:sesuisho:n_sesuisho8-127

醒睡笑 巻8 秀句

13 ある年の春幽斎法印坂本の寿斎といふ碁打ちを連れて吉野参詣ありしが・・・

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ある年の春、幽斎法印1)、坂本の寿斎(じゆさい)といふ2)碁打ちを連れて吉野参詣ありしが、勝手(かつて)の明神の前にて、「そちが代る」とて、

  参銭をはまのやうにはまかずとも碁にはかつての3)神やたのまん

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一 ある年の春幽斎法印坂本の寿斎いふ碁
  打をつれて吉野参詣ありしかかつての明神
  の前にてそちか代るとて
   参銭をはまのやうにはまかすとも
    碁にはかつての神やたのまん/n8-48l
1)
細川幽斎
2)
「といふ」は底本「と」なし。諸本により補う。
3)
勝手・勝つ手
text/sesuisho/n_sesuisho8-127.txt · 最終更新: 2023/01/11 21:55 by Satoshi Nakagawa